容器、成形品に関連する専門用語を分かりやすく解説しています。
紙器(しき)
コートボール紙などの紙で作られた容器。丸、楕円、四角など形状は様々。昭和グループでは丸、テーパーの紙容器を製造しています。
スパイロパック(すぱいろぱっく)
昭和グループで商標登録を持つ。
気密性が高く、内容物を直詰めできる紙容器。塩、レギュラーコーヒー、粉石けん、入浴剤など粉状のものの実績が多いが、日本酒、オレンジジュースなどの飲料の実績もある。
シーリング材(しーりんぐざい)
部材間の接合部や隙間充填や、床壁材や瓦等の接着に使われ、水密・気密性を保持し、時には部材を固定する材料。建築用が、8割近くを占め、建築用以外では自動車用のダイレクトグレージング(接着剤との中間的材料)を含む。
アイゾット/シャルピー衝撃強さ(ノッチ付)(あいぞっと/しゃるぴーしょうげきつよさ(のっちつき))
切り欠きのはいった角柱状の試験片に対して高速で衝撃を与えることで試験片を破壊し、破壊するのに要したエネルギーをもって衝撃性を評価する。
引張降伏応力、引張弾性率(いんちょうこうふくおうりょく、いんちょうだんせいりつ)
115mmの掴み条件で引張りを行い、変位と応力を計測する。 変位と応力の直線関係が成立する領域で引張弾性率を求め、 降伏点での応力から引張降伏点応力を求める。
曲げ強さ、曲げ弾性率(まげつよさ、まげだんせいりつ)
試験片中央の圧子の変位に伴う応力を計測し、変位と応力の直線関係が成立する領域で弾性率を求め、降伏点での応力から曲げ強さを求める。
荷重たわみ温度(かじゅうたわみおんど)
液体伝熱媒体中の試験片を曲げ応力下で昇温し、軟化が始まり規定のたわみ量になった時の温度。
メルトフローレイト(M.F.R.)(めるとふろーれいと)
溶融した樹脂を温度と荷重を一定にした状態でダイから押し出す。 10分換算での樹脂の吐出容量を計測することで樹脂の流動性の指標とする。
クリーンルーム(くりーんるーむ)
コンタミネーションコントロールが行われている限られた空間であって、空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が限定されて清浄度レベル以下に管理され、また、その空間に供給される材料、薬品、水などについても要求される清浄度が保持され、必要に応じて温度、湿度、圧力などの環境条件についても管理が行われている空間(JIS Z 8122)。
熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)
加熱すると軟化して可塑性をもち、冷却すると固化する樹脂の総称。
熱硬化性樹脂(ねつこうかせいじゅし)
重合物材料を加熱すると架橋反応を起し、三次元網状構造を形成して硬化する樹脂の総称。
ABS(えーびーえす)
アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂の総称。
PP(ポリプロピレン)(ぴーぴー(ぽりぷろぴれん))
プロピレンを重合させた熱可塑性樹脂。工業的に入手可能であり、包装材料、繊維、文具、プラスチック部品、種々の再利用可能な容器、実験器具、スピーカーコーン、自動車部品、紙幣など幅広い用途をもつ。汎用樹脂の中で比重が最も小さく、水に浮かぶ。強度が高く、吸湿性がなく、耐薬品(酸、アルカリを含む)性に優れている。汎用樹脂の中では最高の耐熱性である。
PE(ポリエチレン)(ぴーいー(ぽりえちれん)))
エチレンを重合させた熱可塑性樹脂。最も単純な構造をもつ高分子であり、容器や包装用フィルムをはじめ、様々な用途に利用されている。
押し出し成形(おしだしせいけい)
加熱溶融された材料を金型を通しながら冷却装置内に連続して押し出して、冷却、固化させることで成形品を得る方法。
射出成形(しゃしつせいけい)
加熱溶融された材料を金型内に射出注入し、冷却、固化させることで成形品を得る方法。